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目次
Bing(ビング)ウェブマスターツールによるSEO対策
みなさん Microsoft が提供する検索エンジン Bing(ビング)をご存知でしょうか?
SEO 対策を行う際に誰もが最優先で Google に対応するのが基本となっています。米国調査会社 statcounter が提供する日本の2018年7月の検索エンジンのシェアを確認すると
- Google:92.67%(Yahoo!含む)
- Bing:3.13%
- Baidu:1.94%
で Google が90%以上を超える圧倒的なシェアを握っていることが分かります。
Bing の占める割合は3.13%と少ないと感じるかもしれませんが、全体数が多い日本の総アクセス数の3%超を握る検索サイトなので侮れません。しかもシェアの割合が少ないせいか Google の SEO 対策は行っているのに、Bing に対する SEO 対策を行っていないサイトがとても多いです。そのため競合するサイトが少なく、SEO 対策を行うと Google よりも Bing の方が検索結果の上位に表示されやすい傾向にあります。
今回は Bing ウェブマスターツールの登録方法と使い方、及び SEO 対策する際に注意すべき点をお伝えしますので、参考にしてアクセス数の上昇にお役立てください。
Bing ウェブマスターツールの登録方法
まずは Bing ウェブマスターツールの登録方法から確認していきましょう。
Bingウェブマスターツールにログインする
Bing ウェブマスターツールのログインページ
https://www.bing.com/toolbox/webmaster
Bing ウェブマスターツールは、上記の URL から Microsoft のアカウントでログインします。
まだ Microsoft アカウントがないときは、新規にアカウントを作成することもできますが、Google か Facebook のアカウントを連携してログインすることもできます。
自分のサイトを登録する
Bing ウェブマスターツールにログインすると、ダッシュボード(トップページ)が表示されます。
未登録の新しいサイトを追加するときは、左メニューの「サイトの追加」または「自分のサイト」の上部にある「サイトの追加」の項目からサイトを追加しましょう。
今回は左メニューの一番上にある「自分のサイト」から新しいサイトを登録してみましょう。
「自分のサイト」のページに移動すると、新しいサイトを追加する欄(赤い丸で囲ったところ)に登録したいサイトの URL を記述します。
サイトの情報を入力する
新しいサイトの URL を記入すると、サイトの情報を入力欄が表示されます。
入力を促される項目は下記の3つになります。
入力欄の名称 | 説明 |
---|---|
URL | 新しいサイトとして登録予定のURLの設定を行います。 ※前画面で入力した URL が入力されています。 |
サイトマップの追加 | Bing のクローラーがサイトを効率よく巡回するための サイトの概要(サイトマップ)の設定を行います。 |
このサイトのトラフィックが 最も多いローカル時刻はいつですか? |
サイトのクロールを控える時間を設定を行います。 |
「サイトマップの追加」は、クローラーに自分のサイトを把握してもらう上でとても重要なので、出来るかぎり登録しましょう。
登録するサイトが WordPress で構成しているときは、「Google XML Sitemaps」などのプラグインを使用して、サイトマップを自動します。もしウェブサイトをフレームワークで自作しているときは、サイトマップを自動生成するサイトを利用すると簡単に用意できます。
サイトマップの自動生成ツール「sitemap.xml Editor」
http://www.sitemapxml.jp/
「このサイトのトラフィックが最も多いローカル時刻はいつですか?」は、主にサイトをクロールするタイミングを調整する機能になります。選択した時間帯のクロール頻度が少なくなり、選択しなかった時間帯のクロール頻度が多くなります。
もし立ち上げて間もないサイトや、アクセス数をまだ気にしなくてもよいサイトは、クロールしてほしい時間帯から12時間(半日)ずらした時間を設定しましょう。
※例として本サイトは、19時(午後7時)にサイトの更新を行うため、「午前4時-午前9時」を選択することにより、サイトの更新直後にクロールしてもらえるように調整しています。
サイトの所有権を確認する
確認方法として、表示されるオプションのうち、どれか1つを対応することでサイトの所有権を確認できます。オプション1から順に対応しやすい順番になっていますので、お好きなものを選びましょう。
オプション 1: Web サーバーに XML ファイルを配置します
オプション 2: <meta> タグをコピーして既定の Web ページに貼り付けます
オプション 3: CNAME レコードを DNS に追加します
Bing ウェブマスターツールの使い方
次に Bing ウェブマスターツールの使い方をお伝えします。
Bing ウェブマスターツールは、Bing からの流入数や検索文字の確認など有益な情報を得ることができます。今回はサイトを運用する上で頻繁に使用する「サイトマップの送信」と「URL の送信」の使い方を確認してみましょう。
サイトマップの送信
サイトを登録するときにも入力欄がありましたが、別途サイトマップを追加することができます。またサイトの更新時にあるサイトマップの再送も行うことができます。
URLの送信
サイトマップを送信して、暫くの時間が経つとサイトの情報がクロールされます。
ただサイトマップが作れないとき、または新しく作成したページを早くクロールしてほしいときに「URLの送信」が役立ちます。「URLの送信」で送信した URL はクロールが促されて、短期間でサイト情報が掲載されるようになります。
「URLの送信」で送信できる URL の件数は毎月50件まで、毎日10件までの上限がありますので注意しましょう。
Bing における SEO 対策のポイント
Bing における SEO 対策のポイントは主に3つあります。
1つめ、サイトを更新するごとにサイトマップを再送することです。
2つめ、Wordpress などのサイトマップの場合は、
sitemap-pt-post-2018-12.xml
sitemap-pt-post-2019-01.xml
sitemap-pt-post-2019-02.xml
のように階層構造になっています。上記のような個別のサイトマップも登録するとクロール漏れが少なくなるので、階層構造となるサイトマップも忘れずに登録してください。
3つめ、新しいページを作成したときは、必ず「URLの送信」でページの URL を通知することです。
どれも当たり前のことですが、Bing の SEO 対策を行う上でとても大切なことです。
サイトの更新を行っていても Bing ウェブマスターツールへの送信を怠ると、検索結果の順位が落ちることが確認されています。逆に定期的に URL の通知を行うと1ページ目に表示されやすい傾向があります。
さいごに
Bing の検索エンジンは、Google と全く異なる仕組みで動作しています。
Google の検索結果の上位に表示されているサイトも Bing では検索結果に表示すらされていないことが多々あります。Bing ウェブマスターツールに登録して、随時サイトマップの送信と URL の送信を怠らなければ、ほどなく順位がつきます。
Bing による SEO 対策は労力よりも見返りが大きいので、ぜひ Bing ウェブマスターツールに自分のサイトを登録してみてください。