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目次
共用レンタルサーバーとVPS(バーチャルプライベートサーバー)のどちらを利用するかを考える
ウェブページを公開したり、メールを利用したいときにレンタルサーバーやvpsを契約します。今回はレンタルサーバーとvpsの特徴を確認しながら、どういうときにレンタルサーバーとvpsのどちらを利用すれば良いかを考察します。
共用レンタルサーバー
特徴
- サーバーのOSやウェブサーバー、メール等の設定はベンダー側で管理する
- サーバーリソースを多人数で共有する
共用レンタルサーバーの大きな特徴は、サーバーの管理をベンダーであるレンタルサーバー会社にお任せしていることです。そのためウェブやデータベース、ドメインの設定にメールの利用などウェブ開発を行う上で必要なほとんどの機能を簡単に管理パネルから扱えるように調整されています。
メリット
- 利用料金が安い
- サーバーの機能が管理パネルから簡単に利用できる
- OSのバージョンアップ等のセキュリティ対策はベンダー側で管理してくれる
共用レンタルサーバーのメリットは料金が定額で安いこと。多くの場合は月額500円~1000円くらいの値段で安定してウェブサイトの開設できます。
また商用で利用するときは、OSのバージョンアップ等のセキュリティ対策をベンダー側が行ってもらえる点が大きいです。例えば悪意ある第三者に侵入されて他者への攻撃に使われたとき、「サーバー管理者として当然やっておくべき備え」を行っているかいないかで損害賠償の金額が異なります。
デメリット
- サーバーで提供されていない機能は利用できない
- 同じサーバー内に居る他者の影響を受ける可能性がある
共用レンタルサーバーのデメリットはサーバーにて提供されていない機能を利用できないことです。レンタルサーバーは多くの人が利用するソフトは利用できますが、利用頻度の低い機能は利用できません。またセキュリティとして扱いが難しいjavaなどのソフトは、ほとんどのレンタルサーバーで提供されていません。
VPS(バーチャルプライベートサーバー)
特徴
- サーバーのOSやソフトウェアは自分で管理する
- 指定のサーバーリソースを1人で占有する
VPSの大きな特徴は、サーバーの管理を自分自身で行うことです。CentOSにUbuntu、DebianなどのサーバーOSから始まり、ネットワークやドメインの設定。必要となるソフトのインストールから設定までを全て契約者が行う必要があります。
メリット
- 色々なソフトウェアを自由に利用できる
- 機能拡張を簡単に行えることが多い
VPSのメリットは必要なソフトを自由にインストールして利用できることです。特にレンタルサーバーでは提供されていないソフトウェアを利用したいときは、vpsでサーバーを構築することが必須となります。
デメリット
- 自分でサーバーを管理できるスキルが必要
- セキュリティ対策などの備えは全て自己責任
- 利用料金が固定ではないことが多い
vpsのデメリットは高度な技術力を持つエンジニアが必要なことです。vpsは何でもできる反面、インターネットの仕組みからサーバーの構造を理解して、及びソフトウェアの設定など全て行う必要があります。またセキュリティを最新に維持するなどのメンテナンスにも留意しなければいけません。
共用レンタルサーバーとVPS(バーチャルプライベートサーバー)の利用用途
共用レンタルサーバーとVPSで、個人的な見解ですが明確に利用用途を分けています。
- 月300万アクセス以上のサイト
- 独自機能が必要なサイト
のときはvps、それ以外は全てレンタルサーバーを利用しています。
つまり第一にレンタルサーバーの利用を考えます。しかしレンタルサーバーでは処理しきれないアクセス数があるとき、または動画配信や市町村の判定など、レンタルサーバーでは提供していない機能が必要なときにvpsを利用しています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
記述した内容は考え方の一つではありますが、みなさんのサーバーを決めるとき、指針の1つになれば幸いです。