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目次
- 1 HTML・CSS の学習本・書籍の選び方
- 2 HTML・CSS のおすすめ参考書
- 2.1 スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第3版
- 2.2 これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
- 2.3 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
- 2.4 デザインの学校 これからはじめる HTML & CSSの本
- 2.5 これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
- 2.6 できるポケット Web制作必携 HTML&CSS全事典 改訂3版
- 2.7 ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座
- 2.8 Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法
- 2.9 HTML5&CSS3デザイン 現場の新標準ガイド【第2版】
- 2.10 世界一わかりやすい HTML5&CSS3コーディングとサイト制作の教科書
- 3 さいごに
HTML・CSS の学習本・書籍の選び方
「自分のサイトを作りたい」、「デザインを勉強したい」など様々な目的で使用される HTML と CSS。
現在のほとんどのウェブサイトの根幹を担う技術だけに、HTML/CSS が使えると実現できる幅も広がります。またブラウザ1つあれば動作確認が行えるため、パソコン1台あれば他の前準備は不要。HMTL の記述を変更した後にすぐに反映されるので分かり易い点もメリットです。
そこで今回は、HTML/CSS を勉強したい方の手助けとなる書籍の選び方と僕がおすすめする参考書を紹介します。
HTML・CSS について
HTMLとは、「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)」の頭文字を並べた略称で、ウェブページを作るときに骨格となるマークアップ言語の1つ。ちなみに HTML の種類は「HTML4」と「XHTML」、「HTML5」、「HTML Living Standard」の4つがあります。
CSSとは、「Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)」の頭文字を並べた略称。文字のサイズや色、余白の大きさ、装飾などレイアウトにおける見栄えを定義するスタイルシート言語の1つです。
現在(2022/09/01)時点の主流は HTML Living Standard と CSS3/4 のため、参考書を探す場合は HTML Living Standard と CSS3/4 に対応した本を選ぶようにしましょう。
※世界標準が HTML5/CSS3 から HTML Living Standard・CSS3/4 になっているので注意!
初心者におすすめする入門書の選び方
初心者向けの HTML/CSS の教本には、主に2系統があります。
1つは基本的なタグの使い方や使用例を示す本。2つめは実際にウェブサイトを作成しながら解説していくタイプです。
僕の個人的な意見では、入門書と銘打つ本は数多ありますが、本当の初心者には難易度が高い本がほとんど。そのため、まず実際に簡単なウェブサイトを見よう見まねで作成してみる。その上で入門書を読むことで、タグの使い方や使用例を確認する…といった流れが一番効率が良いと考えています。
中級者におすすめする参考書の選び方
HTML/CSS を覚えた中級者は、次に何を学びたいかを考えましょう。
ウェブサイトを作るにあたり、
- HTML Living Standard
- CSS4
- javascript
- jquery (javascriptの汎用ライブラリ)
- sass (css を汎用的に開発するためのスクリプト)
- プログラム(PHP、Ruby、Perl、python)
- データベース(MySQL、SQLServer、Oracle)
など多数の知識を必要とします。
一番多い組み合わせとしては、HTML/CSS、javascript、PHP、MySQL になります。PHP と MySQL はプログラマーの領分に入るため難易度は高め。
そのためプログラマーになりたい方や、一通りのことが全てできるようになりたい方は上記のセットを。デザイナーを目指す方は HTML/CSS、javascript のセットを一緒に学べる学習本を選びましょう。
またデザイン性をまとめた教本やポケットリファレンスなど、ワンポイントの助力になる参考書もおすすめです。
HTML・CSS のおすすめ参考書
では実際におすすめの書籍をご紹介します。
スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第3版
サンプルとなる小さなウェブサイトの作成を通して、HTML と CSS の基本を学べる入門書。
初版が2013年に発売されてロングセラーを誇る人気本で、2018年に改訂版となる第2版が発売されました。今回おすすめするのは2022年発売、最新版の第3版のほう。
HTML/CSS を学ぶ人はデザイナーも多いということから、初心者が詰まりがちなツールの設定手順は、Windows と Mac の両対応なのもポイント高め。
HTML と CSS の基本の説明。タグ、レスポンシブの解説など、できる限り分かり易く解説してくれます。図解も多いため、陥りやすいミス等も細かくサポートされています。
とにかく最初の参考書としては最適な一冊。もちろん多少でも HTML/CSS に知識のある方が読むには、少し物足りないため悪しからず(笑)。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
ページ数:288ページ
出版社:翔泳社
発売日:2021/10/14
出典:amazon
その名の通り、HTML/CSS と ウェブデザインを始めたい方が1冊目に読むと基礎が分かる書籍。
イラストや吹き出しが多めで非常に読みやすい。
内容としてはHTML/CSS の基本から始まり、サンプルソースを見ながらタグの構造やレスポンシブデザインが学べます。基本的なタグの解説、利用頻度の高い CSS については各パラメータごとの違いも細かく表記。ファビコンや画像フォーマットの概要、OGP (SNS関連の情報を指定する設定)に触れられている点も高評価です。
ただ幅広い情報を掲載していること、基礎に重点を置いた内容のことを考慮すると、本誌のみで実務を行うには少し心もとない。そのためウェブデザインの初学者は一冊目として確認。自分の分からない点を別紙の特化した書籍で補うと良いかと思います。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
ページ数:283ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2019/03/15
出典:amazon
HTML と CSS の基本が体系的に学べるウェブデザインの教本。
HTML と CSS、Webデザインの基礎知識、最新コードの書き方、デザインの注意点などが一度に身に付きます。HTML と CSS の基本的な使い方を知った後でも読んで欲しい一冊。
ユーザーが見やすい・使いやすいデザインとは何かを解説されているので、ウェブサイトを作成する前に読んでおけば非常に役立ちます。
デザインの学校 これからはじめる HTML & CSSの本
ページ数:192ページ
出版社:技術評論社
発売日:2017/05/26
出典:amazon
デザインの基本のキを学ぶような初心者向けの HTML と CSS の入門書。
さすがに丁寧過ぎると感じる位に易しく、入門編としてわかりやすくまとまった内容です。ページ数も多くないため、集中して頑張れば1日で終われるので3日坊主にならなくて済みます(笑)。
問題点としては、この本だけでは知識として不十分な点。分かり易さに重点を置いているため仕方ない部分はありますね。
初めての一冊としては優秀な本なので、挫折したくない方はこの本から始めてみても良いでしょう。
これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
ページ数:320ページ
出版社:マイナビ出版
発売日:2017/03/27
出典:amazon
HTML や CSS、JavaScript などの最初の勉強本としては申し分なし。
初心者でも理解できるように配慮した作りで、HTML や CSS、JavaScript のことを全般にわたって知ることができます。ホームページの制作に必要な最小限の知識を得られる資料と考えるとイメージしやすいですね。
逆に広く浅い紹介しているため、ある程度深い知識を得たいなら別冊の参考書の購入が必須。ただ複数の入門書を読む前提であれば HTML を学ぶ最初の本としては優良な書籍でしょう。
できるポケット Web制作必携 HTML&CSS全事典 改訂3版
ページ数:592ページ
出版社:インプレス
発売日:2022/08/22
出典:amazon
開発者の御用達でおなじみのポケットリファレンス。
HTML&CSS の勉強をしたい初心者からプロのウェブデザイナー、システム開発者まで、幅広い方に役立ちます。豊富なサンプルコードが掲載されているので困ったときに読むも良し、暇なときに眺めるも良し。HTML5 から HTML Living Standard から移った経緯、細かな豆知識まで搭載。
本格的な開発を行う際には、机の傍らに置いておきたい一冊です。
ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座
ページ数:352ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2021/02/20
出典:amazon
ウェブデザイナーにおくる一手間で劇的に見た目が良くなるワンポイントテクニックをまとめた書籍。
勿論レスポンシブ Web デザインで、多彩な装飾やグラフの作り方が学べます。またグラデーションが与える印象の解説、画像効果の使い方など知っていればワンランク上のデザインが作成できます。
また CSS の編集に Sass をおすすめしているのも好印象。CSS のメンテナンス性の向上にも Sass は非常に優秀ですが、僕の周りのデザイナーは面倒くさいと言う方が多いので嬉しく思います。
※Sass で記述した CSS をウェブブラウザに反映するにはビルドを行う必要があります。もし近くにウェブエンジニアが居れば、自動ビルドの環境を準備してくれるはず!
Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法
ページ数:215ページ
出版社:インプレス
発売日:2014/07/24
出典:amazon
中級者になるために読んで欲しい CSS の正しい書き方を解説した本。
CSS を書く際に気を付ける点として、
・保守が簡単
・汎用性がある(再利用しやすい)
・拡張性が高い
に留意して、CSS を作成しなければいけません。
ただ実際のサイトでも CSS が破綻した書き方をしていることが多く散見されます。作業効率を上げるためにも上手な CSS の書き方は、スキル向上のために役立つのでおすすめです。
HTML5&CSS3デザイン 現場の新標準ガイド【第2版】
ページ数:368ページ
出版社:マイナビ出版
発売日:2020/10/23
出典:amazon
HTML5 と CSS3 にてデザインに趣きをおいた書籍。
HTML タグの説明や使用できる属性、CSS との組み合わせ方などデザインについて説明を詳細に記載してくれています。よく言えば細かいところまでしっかりと説明してくれている、あまり用途の分からない機能の解説もあり…とも言えます。
ただ各機能についても、アイコンで対応ブラウザもパッと見て分かるので便利。初心者向けというよりも、基礎を押さえた方が中級者へ歩むために最適な本ですね。
世界一わかりやすい HTML5&CSS3コーディングとサイト制作の教科書
ページ数:336ページ
出版社:技術評論社
発売日:2019/03/01
出典:amazon
ウェブサイトを作成するための知識を詰め込んだ教科書。
全15章の構成で、レッスン1は基礎知識、レッスン2~レッスン13は HTML/CSS の使い方。レッスン14、15はウェブサイトを公開するための方法…といった構成です。教科書という名称、およびレッスンという表題のため、授業を受けている気分になりますね(苦笑)。
初心者向けではありますが、基礎を固めたい方にもおすすめできる内容です。
さいごに
HTML/CSS は現在のウェブサイトを構成する基本的な仕組みです。
インターネットは既に無くてはならないツールであるため、覚えておけば趣味や仕事などで多方面で役立つことが期待できます。まずは HTML・CSS の勉強を行い、その後にデザインを磨きたい人は綺麗なレイアウトの作り方を。プログラムを勉強したい方は PHP や Ruby、Python などにも挑戦して自身の可能性を広げて下さい。
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