[Android]targetSdkVersionのAPIレベル28に変更する

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1 Android 9(Pie)にアプリを対応する
2 さいごに

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Android 9(Pie)にアプリを対応する

Android アプリの動作確認をしていたところ、Android9の端末にて不具合が発生。

今年中に Android9 には対応しないといけないことが分かっていたものの、もう Android9 端末に由来する問題に遭遇したので、情報をまとめていきます。

Android9 の対応時期とバージョン

api26 のときと同じく、アプリが新規リリースなのか、バージョンアップなのかで、最低必須のtargetSdkVersionが異なるようです。

	対応必須となる時期	最低必須バージョン
新規アプリ	2019年08月から対応必須	APIレベル28(Android 9)以上
バージョンアップ	2019年11月から対応必須	APIレベル28(Android 9)以上

情報元は、Android 開発者ブログなので、該当のURLも載せておきます。
※ちなみに英語ページなので悪しからず。

2019年度のAPIレベル要件の拡大について(Expanding target API level requirements in 2019)
https://android-developers.googleblog.com/2019/02/expanding-target-api-level-requirements.html

Android9で修正が必要な項目

まずは修正項目の一覧を記載している Android の公式サイトの URL を載せておきます。

動作の変更点: API レベル 28+ をターゲットとするアプリ
https://developer.android.com/about/versions/pie/android-9.0-changes-28?hl=ja

その中でも現時点で気になっている点はの4点です。

フォアグラウンドサービス
Android 9 以降をターゲットにするアプリは、フォアグラウンドサービスを使用する際に FOREGROUND_SERVICE パーミッションをリクエストする必要があります。

デフォルトで有効になっているネットワーク TLS
アプリが Android 9 以降をターゲットにしている場合、isCleartextTrafficPermitted() メソッドによって false がデフォルトで返されます。

View のフォーカス
面積が 0 のビュー（幅または高さが 0）はフォーカス不可となりました。

CSS RGBA 16 進値の処理
Android 9 以降をターゲットとするアプリでは、4 桁および 8 桁の 16 進数 CSS 色を扱うために、ドラフトの CSS Color Module Level 4 で策定された動作を有効にする必要があります。

テスト環境でも実質 HTTPS(TLS) が必須になる

本記事を書くきっかけになった問題がデフォルトでは HTTPS(TLS) が必須となったことです。

Android8.0(targetSdkVersion26)向けのアプリを作成していたのですが、公開用のアプリは動くけどテスト用のアプリが動かないよ！との連絡が知人からありました。調べてみたところ本番環境は「HTTPS」対応で、テスト環境は「HTTPS」非対応、且つ該当端末のバージョンが Android9 でした。

こいつが曲者でアプリの途中まで操作した後に Android8 → Android9 にバージョンアップしようものなら、アプリが途中から全く動かなくなった！という別の不具合っぽい挙動に見えます。

無料SSL「Let’s Encrypt」の普及が進んでいるので、アプリの通信においては、全ての環境で SSL は対応しましょう！ということですね(涙)。