[PHP] セッションを memcached で管理する方法

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PHP のセッション管理をファイルベースから memcached ベースに切り替える

PHP プログラムによるセッション管理は、初期設定ではファイルベースで管理しています。

ただファイル形式よりも memcached の方が読み込み、書き込みが早いです。また後ほどウェブサーバーを複数台にしてセッションを共有する可能性があるプロジェクトの場合は、PHP セッションを memcached で管理した方が都合が良いので対方法をまとめていきます。

なお memcache と memcached はよく混同されるソフトウェアですが全くの別物です。本記事は、memcached に関する記述のみするのでご注意ください。

 

memcached をセッションにする設定方法

memcached でセッションを設定する際に必要となる作業は大きく2つ。

・memcached のインストールと起動
・php.ini の設定調整

では作業を順番に見ていきましょう。

 

memcached のインストール

まずは memcached の本体と php で memcached を操作するためソフトをインストールします。

CentOS に memcached をインストールするコマンド

yum install memcached php-pecl-memcached

 

Ubuntu に memcached をインストールするコマンド

apt install memcached php-memcached

 

memcached の起動(CentOS,Ubuntu 共有)するコマンド

systemctl start memcached

 

php.ini の設定の変更

php.ini にてデフォルトでセッション管理がファイルベースとなっているため、memcached に変更します。

 

 

Linuxの知識については下記の本も参考になるので、スキルアップにお役立てください。

三宅 英明 (著)、大角 祐介 (著)
ページ数: 440ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2015/06/06

出典:amazon