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目次
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EC-CUBEは株式会社ロックオンの商標です。
EC-CUBE4正式版がリリース
昨日2018年10月11日にEC-CUBE4の正式版がリリースされました。
エンジニア・デザイナー・運営管理者・顧客、全ての人にとって「使いやすいEC-CUBE」を目指して開発したバージョンとのこと。そこでメジャーバージョンアップしたEC-CUBE4のUIなどを確認しながら、EC-CUBE3から変わった点を確認していきましょう。
EC-CUBE4概要
まずは公式サイトとデモサイトのURLを記載します。EC-CUBE4のダウンロード・デモサイトの管理画面などを閲覧したい方は公式サイトからご確認ください。
EC-CUBE4公式サイト
https://www.ec-cube.net/product/4.0/
EC-CUBE4でもサイト
https://demo4.ec-cube.net/
EC-CUBE4とEC-CUBE3の変更点
ではEC-CUBE4とEC-CUBE3の変更点を確認していきましょう。
システム要件
EC-CUBE4は全ての分類において新しいソフトウェアを要求しています。現状ではシステム要件を全て満たすレンタルサーバーは数えるほどといったところですね。
分類 | ソフトウェア | EC-CUBE4の該当バージョン | EC-CUBE3の該当バージョン |
---|---|---|---|
ウェブサーバー | Apache | 2.4.x | 2.2.x / 2.4.x |
開発言語 | PHP | 7.1.3以降 | 5.3.9 ~ 7.1.x |
データベース | PostgreSQL | 9.2.x以降 | 8.4.x / 9.x |
MySQL(InnoDB必須) | 5.5.x / 5.6.x / 5.7.x | 5.1.x / 5.5.x / 5.6.x / 5.7.x | |
SQLite(開発用途向け) | 3.x | 3.x |
サイト表示速度の向上
ECサイトが表示されるまでの時間がほぼ半分、つまり速度は100%UPとなっています。モバイルユーザーの離脱率の低下、及びSEOへの効果も期待できる速度アップはメリットしかありません。
アイテム数 | EC-CUBE4.0 | EC-CUBE3.0 | |
---|---|---|---|
トップ | 4点 | 0.03s | 0.07s |
90,000点 | 0.05s | 0.11s | |
商品一覧 | 4点 | 0.04s | 0.08s |
90,000点 | 0.16s | 0.33s |
EC-CUBE4の追加機能
- 導入インストーラー
- カートの永続化
- 軽減税率対応
- スタイルガイド
- 拡張API
- 多言語機能
- 複数配送
- マルチパートメール
- コードエディタ導入
- デザイン管理機能強化
- 管理画面UI改善
- 本体とオーナーズストア連携強化
ECサイト運営者のメリットは「カートの永続化」と「複数配送」の対応ですね。特に「カートの永続化」は売上に直結するので嬉しいです。
ECサイトの開発者向けには、
EC-CUBE 4.0 開発ドキュメント・マニュアル
http://doc4.ec-cube.net/
EC-CUBE4スタイルガイド
http://eccube4-styleguide.herokuapp.com/
とドキュメントが充実しているので助かります。
さいごに
EC-CUBE4がリリースされましたが、
- システム要件が最新に近いバージョンを要求しており、EC-CUBE4を動作するサーバー環境が少ないこと
- EC-CUBE3にあるプラグインとの互換性が保証されていないこと
のため、暫くはEC-CUBE3が主流のままであると想定されます。ただ主流がEC-CUBE4に移行していくことは間違いないので、供給されているプラグインの情報を確認しながら、タイミングをみてEC-CUBE4に移行した方が良いでしょう。
記事にもしていますが、私は3カ月前にEC-CUBE2 → EC-CUBE3に移行したばかりなのですが(涙)。
※追加情報または操作感の感想などを随時、本記事を追記する予定です。