この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
目次
法人向けエックスサーバービジネスを徹底解説する
エックスサーバー株式会社がリリースした法人向けレンタルサーバー「エックスサーバービジネス」の機能と特徴をまとめていきます。また個人向けとして人気のあるエックスサーバーとの違いを確認します。
その上でエックスサーバービジネスはどういう方におすすめできるかを検証していきたいと思います。
エックスサーバービジネスの概要
エックスサーバービジネスは、国内シェアNo.1 を誇るエックスサーバーのサービスにて、法人や企業からサポートへ挙がる要望を元に作成された法人・企業に特化したレンタルサーバーになります。
ちなみにエックスサーバービジネスの公式サイトの解説は下記のとおりです。
「エックスサーバービジネス」は、法人・企業様のニーズに特化した高品質なレンタルサーバーサービスです。170万サイト以上の運用実績をもつ「エックスサーバー」 (国内シェアNo.1)で培った豊富なノウハウをもとに、安定したサービスを提供いたします。
表示スピードを追求したWebサイト高速・安定化機能「Xアクセラレータ Ver.2」をはじめ、読み込み速度の向上と高い耐障害性を兼ね備えた「オールSSD RAID10構成」の採用など、ハイスペック環境の提供でお客様のビジネスを強くサポートします。
つまりどういう方におすすめするかの結論から先に言うと
・メールアドレスの追加等といったサーバーの設定代行をお願いしたい法人や企業
・ウェブサイトのセキュリティをより強化したい法人や企業
・「企業認証 SSL」・「EV SSL」を設定したい法人や企業
という法人、または大規模なウェブサイトを運営する個人におすすめできるサービスになります。
プラン別のスペックを比較
項目/プラン | B10プラン | B20プラン | B30プラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 初期費用16,500円 [内訳:料金15,000円+消費税1,500円] |
||
年間費用 | 50,160円 [内訳:(3,800円+消費税380円)×12ヶ月] |
100,320円 [内訳:(7,600円+消費税760円)×12ヶ月] |
150,480円 [内訳:(11,400円+消費税1,140円)×12ヶ月] |
ウェブサーバー | apache 2.4.x、nginx のどちらかを選択 | ||
ディスク種類 | SSD | ||
ディスク容量 | 200GB | 300GB | 400GB |
転送容量目安 | 90GB/日 | 110GB/日 | 120GB/日 |
マルチドメイン | 無制限 | ||
MySQL | 無制限 | ||
SSL証明書 | 無料独自SSL(Let’s encrypt)対応 (有料オプションとして「企業認証 SSL」「EV SSL」にも対応) |
||
自動バックアップ | あり ウェブ領域(サイト・メール)の復旧は1回11,000円(税込) [内訳:(10,000円+消費税1,000円)] データベースの復旧は無料 |
||
無料設定代行 | あり(月3回まで) | あり(月5回まで) | あり(月5回まで) |
おすすめのプラン
エックスサーバービジネスでおすすめするプランは『B10』プランで間違いないです。
ではどういう理由で上記の結論に至ったかを順番に説明します。
プランで変わる部分は、下記の3つとなります。
- データを保存できるディスク容量
- サイトで表示できる限界値を示す転送量
- 無料設定代行の回数
ディスク容量と転送量については、プランごとの増加は微々たる差であると考えています。
通常のウェブサイトでは動画を設置でもしない限り、そもそもディスク容量「200GB」・転送量「90GB」を使いきる事はありません。もしサイト上で動画を多用したいのであれば、Youtube などの動画投稿サイトに動画をアップロードしてサイトに埋め込めばOK。
動画の埋め込みであれば、ディスク容量・転送量を Youtube 側が負担してくれるのでレンタルサーバーの制限を気にしなくてもすみます。
設定代行サービスについては、「B10」プランは月3回。「B20」「B30」プランは月5回になります。
サイトの設置・移転直後であれば話は別ですが、安定した運用が始まった後には、管理画面を操作するのは主に「メールアドレスの追加」と「メールアカウントのパスワード変更」くらいです。そちらも公式のマニュアルとして詳細に作業手順を書いてあるため、ヘルプを確認すれば設定代行を依頼するまでもありません。
もし毎回メールアドレスの追加・修正の設定代行を依頼するのであれば、月5回でも少ない位。別途IT企業にアカウントの管理をお願いしないといけなくなるため、月に数十万~数百万と多大なコストがかかるので頑張って覚えて下さいね(汗)。
その他、設定代行サービスで対応可能な項目は、公式サイトを参考にしてください。
https://business.xserver.ne.jp/service/detail_daiko.php
「エックスサーバー」と「エックスサーバービジネス」の違い
コスパ抜群で有名で個人・法人問わず人気のエックスサーバーとの最大の違いは、サイトの移転を行って貰えるか?否か?にあると考えています。エックスサーバーは自分でサイトの移転が必要ですが、エックスサーバービジネスはエックスサーバー株式会社のエンジニアスタッフがサイトの移転を代行してくれます。
サイトの移転は通常、IT 会社に数十万円を払って移転してもらうことが通例(僕の場合は大体30万円位で移転作業をしています)。それを1件目は無料、2件目以降は15,000円(税別)で対応して貰えるのは費用に対して効果抜群です。
サーバー移転を依頼する場合、どの情報をお知らせする必要がありますか?
対象の「ドメイン名」(ホスト名)と、弊社エンジニアスタッフが移転元サーバーにアクセスする際に用いる「移転用FTP情報」をお伺いいたします。
サーバー移転については、ドメインとサーバーの情報が必要なので事前に準備してから依頼してください。
その他の違いは、
・サーバーの収容人数がエックスサーバーより少なめ
・高額な SSL 証明書である「企業認証 SSL」や「EV SSL」が設定できる
がありますが、あまり気にしなくても良い差だと思います。
まとめ
エックスサーバービジネスは、
- ウェブサイトの表示速度を上げたい法人
- ウェブサイトの移転作業を任せたい人
- 高価な SSL 証明書「企業認証 SSL」や「EV SSL」を使用したい法人
におすすめするレンタルサーバーであると言えます。
〇関連するサーバー比較の記事
〇レンタルサーバー評価の記事の一覧